がんばっぺフラガール!
3月11日に発生した東日本大震災により甚大な被害を受けた福島県いわき市。地震、津波、原発事故、風評被害の四重苦にあえぐこの地で、大型レジャー施設・スパリゾートハワイアンズが、開業前年に行ったフラガールたちによる全国キャラバンを46年ぶりに復活させた。自らが被災しながらも、踊り続けることを決意し、「フラガール 全国きずなキャラバン」へと向かう、フラガールたち。「笑顔を街へとどけよう。私たちの原点に戻るんだ」決して笑顔を絶やすことなく、被災者を勇気づける彼女たちの姿を4カ月にわたって、追い続けたドキュメンタリー作品。
パッチギ!
1968年の京都。府立東高校2年生の主人公である松山康介は、争いが絶えない朝鮮高校(朝高)へサッカーの練習試合を申し込むことになった。
練習試合で朝高に訪れた康介だが、音楽室でフルートを吹いていたキョンジャに一目惚れ。胸ときめく康介は国籍の違いに戸惑いながらもどうしてもキョンジャと親しくなりたい一心で朝鮮語を必死で勉強する。
そして、キョンジャが演奏していた曲が「イムジン河」であることを楽器店で知り合った坂崎に教えてもらい、演奏することを決意し楽器店でギターを購入。
そんな康介のがんばりが実って、二人は恋に落ちてゆく・・・。しかし、二人には大きな壁があった。
実はキョンジャの兄のアンソンこそが朝高の番長だったのだ・・・。
パッチギ!LOVE&PEACE
1974年、アンソンは、難病にかかった息子・チャンスの治療のために家族で京都から東京に移り住む。新天地でアンソンの妹キョンジャは偶然芸能プロダクションのスカウトを受け、狭い世界を飛び出すため、そしてチャンスの治療費を稼ぐために芸能界に身を置く事になる。そこで業界に染まらずにいる先輩俳優の野村と出会い、次第に惹かれていく。一方アンソンは、偶然電車に乗り合わせた高校時代からの宿敵・近藤との争いの際に、助けに入った国鉄職員の佐藤と知り合う。その争いが元で国鉄をクビになってしまった佐藤は、キョンジャやチャンスら家族たちとも親しくなり、キョンジャにほのかな思いを抱きながらも、佐藤なりにチャンスを助けたいと思い始める。そしてアンソンは佐藤と一緒に、チャンスを助けるための無謀な計画を企てる...。
フラガール
昭和40年、福島県いわき市。本州最大の炭鉱・常磐炭鉱では大幅な人員削減が迫り、かつての基幹産業としての隆盛は見る影もなくなっていた。そんな町を救うため、この北国に"楽園ハワイ"を作り上げるという起死回生の一大プロジェクトが持ち上がる。目玉はフラダンスショー。盆踊りしか知らない炭鉱娘にフラダンスを教えるため、東京からダンス教師が呼び寄せられた。最初は炭鉱や素人の炭鉱娘たちを馬鹿にしていた元花形ダンサーで気位の高い彼女も、やがて少女たちのひたむきな熱意に、忘れかけていた情熱を再燃させる。ひとりひとり厳しい現実を抱えつつ、炭鉱娘たちは友情を支えに強く美しくフラダンスの真髄を体の中に染み込ませていく。
ハルフウェイ
北海道小樽市。高校3年生のヒロは、ある日片想いだったシュウから、「付き合ってほしい」と告白される。思いがけない幸せを素直に喜ぶヒロだったが、2人の前には、もうすぐ"卒業"という現実が。そしてシュウには、進路について彼女に言えないでいることがあった。地元北海道の大学に進学するヒロに対して、自分は東京の早稲田大学に行くつもりでいたのだ。「何で言わなかったの? 東京に行くのにあたしにコクってどういうつもり?」怒りを露にしたヒロは、自分の気持ちを伝えようとするシュウからの電話にもメールにも答えなくなってしまう。ヒロの気持ちを察し、東京行きをやめようと担任の高梨先生に相談するシュウ。高柳からは進学するよう諭されるが、自分の気持ちを抑える事はできなかった。東京行きをやめると聞いて、はしゃぐヒロ。だが、その気持ちは少しずつ変化を見せ始める。
ラストゲーム 最後の早慶戦
青い空の下、グラウンドで無心に白球を追いかける若者たち。1943年、太平洋戦争が彼らから青春の日々を奪おうとしていた。「野球は敵国アメリカのスポーツだ」と六大学野球が廃止、さらに学生に対する徴兵の猶予が停止、彼らはバットを捨て、銃をとらねばならないのだ。
しかし、早稲田大学野球部顧問の飛田穂洲は、出陣のその日まで学生たちと野球を続けると誓う。野手の戸田順治は、厳格な父から「この非常時に」となじられたが、志願した兄の「戦争は俺に任せて、お前は野球をやれ」という言葉を胸に練習に励む。「試合がしたい」選手たちの願いは、ただそれだけだった。
青いうた~のど自慢 青春編
青森県むつ市。美しい自然に抱かれた故郷で精一杯に生きる弟良太と、金だけを信じ、故郷を捨てて東京に向かう兄達也。そして地元で美容師を目指す達也の彼女恵梨香と東京に進学する俊介。中学卒業後それぞれの道に進んだ4人は、挫折を経験しながらも大人への階段を上り始める。やがて一年が過ぎる頃、故郷でのど自慢が開催される事になる。町は色めき立ち、人々はそれぞれの思いを込めてあの晴れ舞台で歌う事を夢見る。そして良太も卒業式で果たし得なかった歌をもう一度4人で歌うために、みんなに連絡を取りはじめるが...。
スキャンダル
18世紀末、李氏朝鮮。政府高官ユ長官の妻チョ夫人は子宝に恵まれず、長官は16歳の娘を側室に迎えることを決める。夫の前では平静を装うチョ夫人ではあったが、内心は到底面白いはずもない。そこで彼女は一計を案じて、初恋の相手でもある従兄弟のチョ・ウォンにある提案を持ちかける。チョ・ウォンは文武に秀でた才能を持ちながら、高官になることを嫌い、書画を楽しみ、女たちとの戯れに生きる男。そんな彼にチョ夫人は、今度花嫁としてやって来る娘ソオクを誘惑し、婚礼前に妊娠させよ、というのだった。しかしチョ・ウォンは、そんな小娘を落とすのは簡単すぎてつまらないと一蹴、貞淑な未亡人チョン・ヒヨンこそ今の彼の狙いであると打ち明ける。
フランスの古典小説「危険な関係」を李氏朝鮮時代に大胆に翻案。豪華な建築の中で華麗な衣裳をまとった貴族たちによる愛憎入り交じった危険な恋愛ゲームが展開される。
プライスレス 素敵な恋の見つけ方
玉の輿を狙うイレーヌ(オドレイ・トトゥ)は、高級ホテルで働く内気なジャン(ガド・エルマレ)を億万長者と勘違いし、一晩を共にする。しかし、彼の本当の姿を知ったイレーヌはすぐにジャンの前から姿を消してしまう。一方、イレーヌに恋をしたジャンは彼女を忘れることが出来ず、コートダジュールまで追いかけていく。そして再会した二人だったが、ジャンはあっという間にお金を使い果たしてしまい、ひとり途方に暮れることに。そんな時、ジャンはある裕福な女性に見初められ、その同伴者として高級ホテルに滞在するようになる。イレーヌから恋愛テクニックを教わったジャンは、序々にジゴロらしくなっていく。やがて同業者になった二人は距離を縮めていき、イレーヌはいつしか彼に惹かれていく...。
麦の穂をゆらす風
1920年、緑深きアイルランド。医師になる将来を捨て、兄とともにイギリス支配からの独立を求める戦いに身を投じる青年デミアン。戦いは終わり、ついにイギリスは独立を認める。しかし今度は、アイルランド人同士が敵味方になる内戦が始まり、デミアンと兄、そして恋人シネードとの絆をも引き裂いていく...。それは、今も世界のどこかで繰り返されつづけている悲しみ。なぜ人は、この悲劇を繰り返すのだろう。けれど、そこにはひとすじの希望がある。ラストシーン、そこで流される涙は、たとえ傷つけあい血を流そうとも、あいするものと繋がりあおうとする強い思い。レジスタンスに身を投じる青年の悲劇を歌ったアイルッシュ・トラッドの名曲「麦の穂をゆらす風」にのせて、名もなき人々の涙が胸揺さぶる深い感動を呼ぶ。